イタリア語のスラングを学んで、リアルな会話力をアップしよう!
イタリア語を勉強していると、教科書に載っていない言葉に出会うこと、ありませんか?
「これ、何て意味?辞書に載ってないんだけど…」
その正体こそが**スラング(俗語)**です。
スラングは、ネイティブ同士のリアルな会話の中でよく使われる、生きたイタリア語。
うまく使えば、会話の中でぐっと親近感を与えたり、より自然な表現ができたりします。
この記事では、イタリア語の代表的なスラングとその使い方、実生活での活かし方を、初心者にもわかりやすくご紹介します。
そもそも「スラング」って何?
スラングとは、カジュアルで非公式な言葉遣いのこと。
友達同士の会話やSNS、映画、音楽など、フォーマルな場では使われない言い回しがたくさんあります。
たとえば日本語でいう「やばい」「マジで」「ダサい」といった言葉が、まさにスラングの例。
イタリア語でも同じように、「ちょっと砕けた言い方」が多くの若者に使われています。
実生活で役立つ!覚えておきたいイタリア語のスラング10選
スラング | 意味 | 使い方・ニュアンス |
---|---|---|
Che figata! | すごい!最高! | 喜び・感動を表すカジュアルな表現。例:Che figata questo film!(この映画、超いい!) |
Boh | さあね / わからない | 肩をすくめながら「ボー」と言うのが定番。例:Boh, forse sì...(さあ、たぶんね…) |
Tipo | 〜みたいな / たとえば | 「みたいな」の口癖のように使われる。例:C’era tipo un centinaio di persone.(100人くらいいた、みたいな) |
Dai! | ねえ! / ちょっと〜! | 呼びかけや軽い抗議に。例:Dai, non fare così!(やめてよ〜) |
Figo | カッコイイ / イケてる | 男性にも物にも使える。例:Quel ragazzo è figo!(あの男の子、カッコイイ) |
Magari | 〜だったらなあ | 希望や願望を込めた表現。例:Magari potessi andare in Italia!(イタリアに行けたらなあ〜) |
Stai zitto! | だまれ! | やや強め。冗談ぽく言うなら表情も大事。例:Ma stai zitto, dai!(もう黙って、冗談だよ) |
Spaccare | 超イケてる / めちゃくちゃいい | 音楽・服・何でもOK。例:Questa canzone spacca!(この曲、最高!) |
Fare una figuraccia | 赤っ恥をかく | ちょっとしたミスや恥ずかしいことに使われる。例:Ho fatto una figuraccia davanti a tutti!(みんなの前で恥かいちゃった) |
Essere al verde | 金欠である | 直訳は「緑の状態」だが、意味は「お金がない」。例:Questo mese sono al verde...(今月マジで金欠…) |
スラングを学ぶメリットって?
✅ ネイティブとの距離が縮まる
スラングを上手に使うことで、「この人、イタリア語けっこうわかってる!」と思ってもらえます。
✅ リスニング力が自然と上がる
映画やドラマ、YouTubeなど、リアルなイタリア語に触れる機会が増えるほど、スラングは頻出です。
✅ 自然な会話ができる
「文法は合ってるのに、なんかぎこちない…」という状態を脱却できます。
スラングを使うときの注意点
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フォーマルな場では避ける:先生、上司、ビジネスの相手には不適切。
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相手との距離感を大事に:仲良しの友人や同世代との会話にぴったり。
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意味を誤解しない:似た表現でも地域によってニュアンスが違うこともあるため、コンテキストを大事に。
スラングを学ぶおすすめの方法
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YouTubeのイタリア人Vlogを見る
字幕ONで、話し言葉の使われ方をチェック! -
Instagramのイタリア語メームやコメディアカウントをフォロー
若者言葉の宝庫。 -
イタリア語のラジオやポッドキャストを聴く
自然な表現にたくさん触れられます。 -
スラング専門の単語帳やアプリを使う
例:「Italian Slang Dictionary」「Memrise」など。
まとめ:スラングを知れば、イタリア語がもっと楽しくなる!
スラングは、教科書だけでは学べないリアルな言葉の世界への入口です。
「通じればOK」ではなく、「通じたうえで自然に話せる」ことを目指すなら、スラングは絶対に武器になります。
とはいえ、使い方を間違えると逆効果にもなるため、使うシーンと相手に気を配ることも大切です。
自然なイタリア語で、もっと会話を楽しみましょう!