【もしもの時に備える!】イタリアで役立つ緊急時のイタリア語フレーズ集
イタリア旅行中に何かあった時のために、緊急時に使えるイタリア語フレーズを知っておくことは、安心感に繋がりますね。いざという時に役立つフレーズを覚えて、より安全で楽しい旅にしましょう!
ここでは、状況別に役立つイタリア語フレーズと、それに加えて知っておくと良い情報をご紹介します。
美しい景色、美味しい食事、そして陽気な人々…イタリアは魅力に溢れた国ですが、慣れない海外での緊急事態は、誰にでも起こり得るものです。そんな「もしも」の時に、少しでもイタリア語が話せれば、状況をスムーズに伝え、助けを求めることができます。
この記事では、医療機関、警察、盗難、災害など、様々な緊急時に使えるイタリア語フレーズと、知っておくべき緊急連絡先やポイントを分かりやすくご紹介します。これらを覚えて、安心してイタリアの旅を楽しんでくださいね!
1. 緊急連絡先と基本的な対応
まず、何かあった時にどこに連絡すれば良いかを知っておきましょう。
- 総合緊急番号 (日本の110番、119番、118番をまとめたもの):
112
- 警察、救急、消防全てに対応しています。緊急時はまず「112」に電話をかけましょう。
- 警察 (Carabinieri / Polizia):
112
(一般的な緊急時) または113
(Polizia di Stato の緊急ホットライン) - 救急車 (Ambulanza):
118
- 消防 (Vigili del Fuoco):
115
これらの番号は、イタリア国内のどこからでも無料でかけられます。
2. 困った時に使える基本フレーズ
まず、助けを求める基本的なフレーズです。
- 助けて!
Aiuto! (アユート!)
- 助けが必要です。
Ho bisogno di aiuto. (オ ビゾーニョ ディ アユート)
- 緊急です。
È un'emergenza. (エ ウンエメルジェンツァ)
- イタリア語が話せません。
Non parlo italiano. (ノン パルロ イタリアーノ)
- 英語を話せますか?
Parla inglese? (パルラ イングレーゼ?)
- 日本語を話せる人はいませんか?
C'è qualcuno che parla giapponese? (チェ クアルクーノ ケ パルラ ジャッポネーゼ?)
- 道に迷いました。
Mi sono perso/persa. (ミ ソーノ ペルソ/ペルサ)
- (男性はperso、女性はpersaを使います)
3. 病気やケガの時 (医療機関で)
体調が悪くなったり、怪我をしたりした時に使えるフレーズです。
- 気分が悪いです。
Mi sento male. (ミ セント マーレ)
- 病院に行きたいです。
Vorrei andare in ospedale. (ヴォレイ アンダレー イン オスペダーレ)
- 医者が必要です。
Ho bisogno di un medico. (オ ビゾーニョ ディ ウン メーディコ)
- 頭が痛いです。
Ho mal di testa. (オ マル ディ テスタ)
- お腹が痛いです。
Ho mal di pancia. (オ マル ディ パンチャ)
- 熱があります。
Ho la febbre. (オ ラ フェッブレ)
- 吐き気がします。
Ho la nausea. (オ ラ ナウゼア)
- アレルギーがあります。
Sono allergico/allergica a... (ソーノ アッレルジーコ/アッレルジーカ ア...)
- (例: ピーナッツにアレルギーがあります:
Sono allergico alle arachidi.
)
- 薬が必要です。
Ho bisogno di una medicina. (オ ビゾーニョ ディ ウナ メディチーナ)
- 処方箋をいただけますか?
Potrebbe darmi una ricetta? (ポトレッベ ダールミ ウナ リチェッタ?)
- どこに薬局がありますか?
Dov'è una farmacia? (ドヴェ ウナ ファルマチーア?)
- (イタリアの薬局は緑の十字のマークが目印です)
4. 盗難・紛失の時 (警察で)
もしパスポートや財布を盗まれたり、紛失してしまった時に。
- 財布を盗まれました。
Mi hanno rubato il portafoglio. (ミ アンノ ルバート イル ポルタフォッリオ)
- パスポートを紛失しました。
Ho perso il passaporto. (オ ペルソ イル パッサポルト)
- 警察を呼んでください。
Chiami la polizia, per favore. (キアーミ ラ ポリツィーア、ペル ファヴォーレ)
- 盗難届けを出したいです。
Vorrei sporgere denuncia di furto. (ヴォレイ スポルジェレ デヌンチャ ディ フルト)
- 大使館/領事館に連絡したいです。
Vorrei contattare l'ambasciata/il consolato. (ヴォレイ コンタッターレ ランバシャータ/イル コンソラート)
- (日本のイタリア大使館/領事館の連絡先は事前に控えておきましょう)
5. 道に迷った時や困った時
緊急事態とまではいかなくても、困った時に使えるフレーズです。
- 〜へ行くにはどうすればいいですか?
Come posso andare a...? (コーメ ポッソ アンダレー ア...?)
- 〜はどこですか?
Dov'è...? (ドヴェ...?)
- 手伝っていただけませんか?
Potrebbe aiutarmi? (ポトレッベ アユターミ?)
- 困っています。
Sono in difficoltà. (ソーノ イン ディフィコルタ)
- (お店などで)クレジットカードが使えません。
La mia carta di credito non funziona. (ラ ミア カルタ ディ クレーディト ノン フンツィオーナ)
6. その他、知っておくと安心なこと
- 海外旅行保険への加入: 何かあった時のために、海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。
- パスポートのコピー: パスポートのコピーや写真を別の場所に保管しておくと、万が一の紛失時に役立ちます。
- 重要な連絡先リスト: 家族の連絡先、航空会社、宿泊施設、保険会社の連絡先などを控えておきましょう。
- 簡単な英単語のメモ: イタリア語が通じない場合でも、単語だけでも伝えられるように、症状や困っていることの簡単な英単語をメモしておくと良いでしょう。
7. 大切なのは「落ち着くこと」
どんな状況であっても、まずは落ち着いて行動することが大切です。今回ご紹介したフレーズが、皆さんのイタリアでの滞在をより安全で、そして心穏やかなものにする一助となれば幸いです。
素晴らしいイタリアの旅をお楽しみください!