「またね!」だけじゃない!英語の「また」を使いこなして自然な会話を楽しもう


友達との別れ際や、相手に再会を願う時、日本語では「またね!」や「また会いましょう」と気軽に言いますよね。では、英語で同じように伝えたい時、いつも「See you again!」ばかりになっていませんか?

実は、英語の「また」には、状況や相手との関係性によって使い分けたい、様々な表現があるんです!これらを使いこなすことで、あなたの英会話はぐっと自然になり、より豊かなコミュニケーションが取れるようになります。

この記事では、英語の「また」を表す様々なフレーズを、使うシチュエーションやニュアンスの違いとともに、分かりやすくご紹介していきます。別れの挨拶から、繰り返し起こることを表現する「また」、さらにはポジティブな意味での「また」まで、この記事を読めば、あなたも英語の「また」をマスターして、もっとスムーズな英会話を楽しめるようになるはずです!


別れの挨拶に使う「また」:定番からカジュアルまで

まずは、人との別れ際に使う「また」の表現から見ていきましょう。状況や相手との関係性に合わせて使い分けるのがポイントです。

1. 定番の「またね」フレーズ

これらの表現は、様々な場面で使える汎用性の高いフレーズです。

  • See you (again)!

    • 最も一般的な「またね!」の表現です。「again」はつけてもつけなくてもOK。

    • 例:「I have to go now. See you!」(もう行かなくちゃ。またね!)

  • See you soon!

    • 「またすぐに会おうね!」というニュアンスで、比較的近い将来の再会を期待する時に使います。

    • 例:「It was great seeing you! See you soon!」(会えてよかったよ!また近いうちにね!)

  • See you later!

    • 「後でね!」という意味で、同じ日のうちに再会する可能性がある時に使います。

    • 例:「I'm just popping out for lunch. See you later!」(ランチに行ってくるね。また後で!)

  • Talk to you later!

    • 電話やチャット、メールなどで会話を終える際に「また後で話そうね!」というニュアンスで使います。対面での別れ際にはあまり使いません。

    • 例:「Thanks for the call! Talk to you later!」(電話ありがとう!また話そうね!)

2. カジュアルな「またね」フレーズ

友達や親しい間柄で使える、より砕けた表現です。

  • Catch you later!

    • 「See you later!」と似ていますが、よりカジュアルでくだけた表現です。

    • 例:「Alright, I'm off. Catch you later!」(じゃあ、行くね。また後で!)

  • Later!

    • 「Catch you later!」をさらに短くした、とてもカジュアルな「またね!」です。

    • 例:「Bye! Later!」(じゃあね!また!)

  • Cheers! (主にイギリス英語)

    • 「ありがとう」や「じゃあね」といった意味で、カジュアルな別れ際にも使われます。

    • 例:「Thanks for coming! Cheers!」(来てくれてありがとう!じゃあね!)

3. 次回会う約束がある時の「また」

具体的な再会の予定がある場合は、その予定に合わせた表現を使います。

  • See you tomorrow! (また明日!)

  • See you next week! (また来週!)

  • See you on Monday! (また月曜日に!)

  • See you at the party! (パーティーで会おうね!)


繰り返し起こることを表す「また」:「再び」のニュアンス

日本語の「また」には、「再び」や「もう一度」といった繰り返しを意味する使い方もたくさんありますよね。英語でも同様に、様々な表現があります。

1. 「もう一度」「再び」を表す "again" と "once more"

最も一般的に「再び」を表すのが again です。

  • again

    • 何かをもう一度行う、繰り返す、という意味で幅広く使われます。

    • 例:「Please say that again?」(もう一度言っていただけますか?)

    • 例:「Let's try again!」(もう一度やってみよう!)

  • once more / one more time

    • 「もう一度だけ」「あと一回」という、回数を強調するニュアンスがあります。

    • 例:「Can you sing that song once more?」(その歌をもう一度歌ってくれませんか?)

    • 例:「Just one more time, then we can go home.」(あと一回だけ、そしたら家に帰れるよ。)

2. 「さらに」「別の」を表す "another" と "more"

「また別の」「さらに多くの」といったニュアンスで「また」を使う場合です。

  • another

    • 「もう一つ」「もう一人」「また別の」といった意味で、同種のものがもう一つあることを示します。

    • 例:「Can I have another cup of coffee?」(コーヒーをもう一杯もらえますか?)

    • 例:「I saw him another time last week.」(先週、彼にもう一度会ったよ。)

  • more

    • 「もっと多く」という数量や程度を表します。

    • 例:「Could you give me more information?」(もう少し詳しい情報をいただけますか?)

    • 例:「I want to learn more about it.」(それについてもっと知りたい。)

3. 「〜もまた」「同時に」を表す "also" "too" "as well"

「私もまた」「これもまた」のように、付け加えるニュアンスの「また」です。

  • also

    • 文中に置かれ、フォーマルな場面でも使える「〜もまた」の表現です。

    • 例:「She also speaks French.」(彼女はフランス語も話せます。)

  • too

    • 文末に置かれ、カジュアルな場面でよく使われる「〜もまた」の表現です。

    • 例:「I want to go, too!」(私も行きたい!)

  • as well

    • "too" と似ていますが、少しだけフォーマルで、文末に置かれます。

    • 例:「He likes chocolate, as well.(彼もまたチョコレートが好きです。)


ポジティブな意味での「また」:嬉しいサプライズや期待

日本語では「また(やっちゃった)」のようにネガティブなニュアンスで使われることもありますが、英語ではポジティブな「また」の表現もたくさんあります。

1. 「また会えて嬉しい」という気持ちを込めて

  • Nice to see you again! / Good to see you again!

    • 再会を喜ぶ、丁寧な表現です。

    • 例:「Oh, John! Nice to see you again!」(ああ、ジョン!また会えて嬉しいよ!)

  • Great to see you again!

    • 「Nice」や「Good」よりも、さらに喜びの気持ちが強調されます。

2. 「また〜できる」という期待や喜び

  • It's great to be back.

    • 一度離れた場所に戻ってきて「またここに来られて嬉しい」という気持ちを表します。

    • 例:「After a long journey, it's great to be back home.」(長い旅の後、また家に帰ってこれて嬉しいよ。)

  • I get to (do something) again!

    • 「また〜できる!」という、楽しみや喜びのニュアンスを込めた表現です。

    • 例:「Yay! I get to go to the concert again!」(やったー!またコンサートに行けるんだ!)


まとめ:状況に合わせて英語の「また」を使いこなそう!

英語の「また」は、単なる繰り返しや再会を表すだけでなく、話し手の感情や状況、相手との関係性によって、様々な表現が使い分けられます。

  • 別れ際には、"See you soon!""Talk to you later!"、カジュアルなら "Later!" など、再会の可能性や相手との関係性に合わせたフレーズを選びましょう。

  • 「もう一度」という繰り返しには "again""once more" を。

  • 「〜もまた」と付け加える場合は "also""too""as well" を使いこなしましょう。

  • そして、再会を喜ぶ時には "Nice to see you again!" のように、ポジティブな気持ちを込めて伝えてみてください。

これらの表現を意識的に使い分けることで、あなたの英会話はより自然で、感情豊かなものになるはずです。ぜひ日々の会話の中で、積極的に試してみてくださいね!

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