公認会計士になるには何年かかる?合格から登録までの道のりを徹底解説


「公認会計士になりたいけど、合格までにはどれくらいの時間がかかるんだろう…?」

公認会計士は「難関国家資格」として知られており、その道のりは決して短くはありません。しかし、具体的に何年かかるのか、どのように勉強を進めれば良いのか、不安に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、公認会計士試験の合格に必要な勉強時間から、合格後の実務経験・修了考査まで、公認会計士になるまでの全プロセスを分かりやすく解説します。

1. 試験合格までにかかる平均年数と勉強時間

公認会計士試験に合格するまでの期間は、受験者の学習スタイルによって大きく異なります。

合格までにかかる期間の目安

  • 平均: 2年~4年

  • 最短: 1年(ごく一部の受験生)

必要な勉強時間の目安

  • 合計: 3,000時間~5,000時間

この勉強時間は、簿記の知識がない状態からスタートした場合の目安です。簿記1級や2級の知識がある方は、この時間を短縮できる可能性もあります。

学習スタイル合格までの期間の目安
専念型(学生・無職)1.5年~2.5年
兼業型(社会人)2.5年~5年以上

社会人として働きながら公認会計士を目指す場合、勉強時間の確保が難しいため、合格までに時間がかかる傾向にあります。

2. 試験合格後も続く道のり!「公認会計士」になるための3つのステップ

公認会計士は、試験に合格しただけでは名乗ることができません。以下の3つの要件を満たして、日本公認会計士協会に登録する必要があります。

【ステップ1】実務経験(2年以上)

公認会計士試験合格後、監査法人などで2年以上の実務経験を積む必要があります。この実務経験は、試験合格前に積んだものも認められます。

【ステップ2】実務補習(3年間)

実務経験を積むのと並行して、日本公認会計士協会が運営する「実務補習所」に3年間通い、専門的な知識を深めます。講義の受講や課題研究の提出が求められます。

【ステップ3】修了考査の合格

実務補習の最終段階で、修了考査という試験を受けます。この考査に合格して初めて、公認会計士としての登録資格が得られます。合格率は比較的高めですが、油断は禁物です。

3. 合格から「公認会計士」として登録するまでの期間

試験合格後、公認会計士として登録するまでの期間は、最短で3年です。

多くの人は、試験合格後に監査法人に就職し、実務経験と実務補習を並行して進めます。そのため、試験合格から3年後に修了考査に合格し、公認会計士として登録するケースが一般的です。

まとめ:目標期間を設定して計画的に取り組もう

公認会計士になるまでにかかる時間は、以下の2つの期間に分けられます。

  • 試験合格まで: 平均2~4年

  • 合格から登録まで: 最短3年

合計すると、公認会計士になるまでには最低でも4〜5年はかかる、という覚悟が必要です。

しかし、これは「絶対にこの期間でなければならない」というものではありません。ご自身のライフスタイルに合わせて、無理のない学習計画を立てることが何よりも大切です。長期的な視点で計画を立て、一歩ずつ着実にステップアップしていきましょう。


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