イタリア語の時制マスターへの道!遠過去と大過去を使いこなそう
Ciao!
イタリア語を学んでいる皆さん、過去形の使い方で悩んでいませんか?
近過去と半過去の使い分けに慣れてきたと思ったら、今度は遠過去と大過去が出てきて、頭がこんがらがってしまう…そんな風に感じている人も多いのではないでしょうか。
でも大丈夫!今回は、イタリア語の時制の中でも特に奥が深い、遠過去と大過去の使い方と違いを、スッキリと理解できるように解説していきます。この記事を読めば、あなたはイタリア語の時制マスターに一歩近づけるはずです!
遠過去と大過去、その基本的な違い
まずは、両者の根本的な違いを簡単に見てみましょう。
遠過去(Passato Remoto):現在とは全く関係のない、遠い過去の出来事を表します。
主に歴史的な出来事や物語、口語では一部の地域(南イタリアなど)で使われます。
大過去(Trapassato Prossimo):過去のある時点よりもさらに過去に起こった出来事を表します。
日本語の「〜していた」「〜してしまっていた」に相当します。
この違いを頭に入れておくことが、使い分けの第一歩です。
遠過去の使い方:歴史や物語の中の時制
遠過去は、現在とのつながりが完全に切れた、過去のある瞬間の出来事を述べるときに使います。
現代のイタリア語の口語ではほとんど使われませんが、小説や歴史書、ニュースなどで頻繁に登場します。
遠過去の例文
Dante nacque a Firenze nel 1265.
「ダンテは1265年にフィレンツェで生まれた。」
歴史的な事実を述べており、現在との関連性はありません。
Il re sconfisse il drago.
「王はドラゴンを打ち破った。」
物語の中で、遠い過去に起こった出来事として語られています。
遠過去は近過去と似ているため混同しやすいですが、近過去が比較的最近の「完了した過去」であるのに対し、遠過去は「過去の中の過去」というニュアンスが強いと理解しておくと良いでしょう。
大過去の使い方:過去のある時点よりもさらに過去
大過去は、過去に起きた2つの出来事のうち、「先に起こった方」を表現する時制です。
作り方は、助動詞であるessere動詞またはavere動詞を半過去にし、その後に過去分詞を置きます。
大過去の作り方:essere / avereの半過去 + 過去分詞
大過去の例文
Quando sono arrivato, l'autobus era già partito.
「私が着いたとき、バスはすでに出発してしまっていた。」
「到着した(sono arrivato)」という過去の時点よりさらに前に「出発した(era già partito)」という出来事が起こったことを示しています。
Mi ha detto che aveva studiato molto.
「彼は、とても勉強したと言った。」
「言った(mi ha detto)」という過去の時点よりさらに前に「勉強した(aveva studiato)」という出来事が起こったことを示しています。
このように、大過去は必ず近過去や半過去といった他の過去時制とセットで使われ、時間的な前後関係を明確にする役割があります。