イタリア語のSNS・メッセージで使える略語とユニークな表現集
イタリア語を勉強しているけれど、SNSや友達とのメッセージでネイティブが使う略語が分からなくて困ったことはありませんか?学校では習わないけれど、実際のコミュニケーションでは頻繁に登場する略語やスラング。これを知っているだけで、グッとイタリア人との距離が縮まります。
この記事では、イタリア語のメッセージやSNSでよく使われる略語やユニークな表現を、例文付きで分かりやすく解説します。
基本の略語をマスターしよう!
まずは、使用頻度の高い基本的な略語から見ていきましょう。これらの多くは、英語のチャットでも使われる表現に似ています。
cmq:comunque(とにかく、いずれにしても)の略。話を切り替えたり、まとめたりするときに使います。
例文:Allora ci vediamo domani? Cmq grazie per l'aiuto!
(じゃあ、明日会おうか? とにかく助けてくれてありがとう!)
x:per(~のために、~によって、~につき)の略。これは数学の「×」と同じ感覚です。
例文:Ti scrivo x dirti una cosa.
(君に話したいことがあって書いてるんだ。)
ke:che(~ということ、~な)の略。英語の「like」や「that」に似ています。
例文:Non so ke fare.
(どうしたらいいか分からない。)
nn:non(~ではない)の略。否定を表します。
例文:Ci vediamo stasera? No, nn posso.
(今夜会う?いや、無理だ。)
tvb/tvtb:ti voglio bene(あなたのことが好きだよ、大切だよ)の略。恋愛感情よりも、友情や家族愛を伝えるときに使われます。
例文:Grazie di tutto! tvb
(いろいろありがとう!大好きだよ!)
6:sei(君は~だ、あなたは~だ)の略。数字の6(sei)と発音が同じであることから使われます。
例文:6 fantastica!
(君は素晴らしい!)
SNSでよく見るユニークな表現
略語だけでなく、特定の感情や状況を表す表現も知っておくと便利です。
AHAHAH / HAHHA:日本語の「笑」や英語の「lol」にあたる表現です。aやhの数を増やすことで、笑いの大きさを表現します。
boh:boとも書かれます。「知らない」「分からない」という意味のスラングです。少し投げやりな響きがあります。
例文:A che ora parte il treno? Boh, non lo so.
(電車は何時に出るの?さあ、知らないな。)
dai:「お願い!」「さあ!」「いい加減にして!」など、幅広い意味で使われます。相手を促したり、説得したりする時に便利です。
例文:Dai, vieni con noi!
(ねえ、私たちと一緒に来てよ!)
ma:英語の「but」にあたりますが、文頭に置くことで驚きや失望を表現するスラングです。
例文:Ma che dici?!
(何言ってんの?!)
意外と知らない!チャットでよく使われるその他の略語
さらに上級者向けの略語もいくつかご紹介します。
ASAP:il prima possibile(できるだけ早く)の略。英語の「ASAP」がそのまま使われます。
IMHO:a mio modesto avviso(私の個人的な意見では)の略。英語の「in my humble opinion」が元になっています。
LOL:Laughing Out Loudの略。これも英語の表現が浸透しています。
tnt:tanto(とても、たくさん)の略。強調するときに使います。
例文:Mi manchi tnt!
(君にすごく会いたい!)
xò:però(しかし、だけど)の略。
これらの略語や表現をマスターすれば、イタリアの友人とよりスムーズに、そして親密にコミュニケーションが取れるようになります。まずはいくつか使ってみて、イタリア語でのチャットを楽しんでみましょう。