一度は行きたい!イタリアの有名な世界遺産10選|歴史と芸術の宝庫を巡る旅へ
「イタリア」と聞いて、何を思い浮かべますか?
ピザ、パスタ、ファッション…そして、街の至る所に息づく壮大な歴史と芸術ではないでしょうか。
実は、イタリアは世界で最も多くの世界遺産を保有する国の一つです。古代ローマ帝国の遺跡から、ルネサンスの傑作、息をのむほど美しい自然まで、その多様な魅力は、訪れる人々を魅了してやみません。
今回は、数あるイタリアの世界遺産の中から、特に有名で、一度は訪れてみたい厳選した10選をご紹介します。次のイタリア旅行の計画に、ぜひ役立ててみてくださいね。
1. ローマ歴史地区
古代ローマ帝国の栄華を今に伝える、まさに「永遠の都」。街全体がまるで巨大な博物館のようです。
見どころ:
コロッセオ: 剣闘士たちが戦った巨大な円形闘技場。その迫力は圧巻です。
フォロ・ロマーノ: 古代ローマの中心地。多くの神殿や遺跡が残り、当時の政治や生活を垣間見ることができます。
パンテオン: 2000年近く経った今も現役で使われている、古代ローマ建築の傑作です。
2. フィレンツェ歴史地区
ルネサンス文化が花開いた「芸術の都」。街全体が中世の面影を残し、歩くだけでも心躍ります。
見どころ:
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ): 赤いクーポラが特徴的な、フィレンツェのシンボル。
ウフィツィ美術館: ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」など、ルネサンス絵画の宝庫です。
ヴェッキオ橋: アルノ川にかかる古い橋で、両側には宝石店がずらりと並びます。
3. ヴェネツィアとその潟
118もの島が運河で結ばれた「水の都」。ゴンドラに乗って迷路のような水路を巡る時間は、まるで映画の主人公になった気分です。
見どころ:
サン・マルコ広場: ナポレオンに「世界で最も美しい広場」と称された、街の中心地。
サン・マルコ寺院: ビザンチン様式の美しいモザイク画が印象的な寺院。
リアルト橋: ヴェネツィア最古の橋で、お土産屋さんがひしめき合っています。
4. ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アヌンツィアータの遺跡地域
西暦79年のヴェスヴィオ火山の噴火により、一瞬で時が止まった古代都市。当時の人々の暮らしが、生々しい姿で残されています。
見どころ:
保存状態の良い家屋や壁画。
道に残る馬車の轍(わだち)や、生活道具。
逃げ遅れた人々の石膏像。
5. ピサのドゥオーモ広場
「斜塔」で知られる広場ですが、斜塔だけが世界遺産ではありません。大聖堂、洗礼堂、墓所からなる複合建築群全体が、その登録対象です。
見どころ:
ピサの斜塔: 言わずと知れたランドマーク。
ピサ大聖堂: 白い大理石が美しい、ロマネスク様式の傑作です。
洗礼堂: 音響効果が素晴らしく、聖歌を聴くことができます。
6. アマルフィ海岸
断崖絶壁に家々がへばりつくように建つ、風光明媚な南イタリアの海岸線。地中海の青い海と、カラフルな街並みが織りなす絶景は、まさに「神の創った場所」と称されます。
見どころ:
ポジターノ、アマルフィ、ラヴェッロといった美しい街々。
断崖を走るドライブコース。
透き通るような美しい地中海。
7. ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院
レオナルド・ダ・ヴィンチの壁画「最後の晩餐」があることで有名な教会です。
見どころ:
「最後の晩餐」: 一日に見学できる人数が限られており、事前の予約が必須です。
教会自体も、美しいゴシック様式の建築物として見ごたえがあります。
8. ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の都市群
シチリア島東南部に位置する、大地震の後に再建された8つの街。独特なバロック様式の建築が特徴です。
見どころ:
ノト、モディカ、ラグーザといった街の、荘厳で華やかなバロック建築。
他のイタリアの都市とは一味違う、独特な雰囲気を楽しめます。
9. アルベロベッロのトゥルッリ
おとぎ話の世界から飛び出してきたかのような、とんがり屋根の白い家「トゥルッリ」が並ぶ街。
見どころ:
まるでキノコのような可愛らしい「トゥルッリ」の街並み。
家の中に入って、その独特な構造を見学できます。
10. チンクエ・テッレ
「5つの村」という意味を持つ、断崖にへばりつくように建つ5つのカラフルな村々。ハイキングコースで村を繋ぐことができます。
見どころ:
険しい地形と色鮮やかな村のコントラストが織りなす絶景。
美しいハイキングコースや、新鮮なシーフード料理。
まとめ:歴史と芸術の宝庫、イタリアへ
今回は、イタリアの世界遺産10選をご紹介しました。
歴史のロマンを感じるローマ、芸術の都フィレンツェ、水の都ヴェネツィア。そして、南イタリアの美しい海岸線や独特な建築群。
イタリアの世界遺産は、それぞれ異なる魅力と物語を持っています。この記事が、あなたの旅のインスピレーションとなり、人生で一度は訪れたい場所が見つかれば幸いです。