本場流で楽しむ!イタリアのカフェ文化:立ち飲みと座り飲み
「イタリアのカフェって、みんなカウンターでエスプレッソをサッと飲んでいるけど、座ってゆっくりしてはいけないの?」
「本場のカフェに行ってみたいけど、どうやって注文すればいいか分からない…」
イタリアのカフェ(バール)は、私たちの知る日本のカフェとは少し違った独自の文化を持っています。その中でも特に面白いのが、「立ち飲み」と「座り飲み」というスタイルです。
今回は、イタリアのカフェ文化をより深く楽しむために、それぞれのスタイルと、スマートにカフェを利用するコツをご紹介します。
立ち飲み文化:スピーディーで経済的!
イタリアの朝は、多くの人がバールのカウンターでエスプレッソをサッと立ち飲みすることから始まります。このスタイルには、イタリアらしい合理性と効率性が詰まっています。
特徴
スピーディー: 注文から会計までが非常にスムーズです。まるで日本の立ち食いそばのように、サッと飲んで、サッと店を出るのがマナー。忙しい朝にはぴったりです。
リーズナブル: 立ち飲みは、座って飲むよりも料金が安く設定されています。この「立ち飲み料金」は、イタリアのカフェ文化を支える重要な仕組みの一つです。
楽しみ方のコツ
まずはレジで注文・支払い: お店に入ったら、まずはレジで飲みたいものを注文し、料金を払います。
レシートを渡す: レジでもらったレシートを、カウンターにいるバリスタに渡します。
カウンターで受け取る: バリスタがすぐにコーヒーを用意してくれるので、その場で受け取り、サッと飲みましょう。
座り飲み文化:リラックスして優雅に
立ち飲みがスピーディーな日常のスタイルなら、座り飲みは、友人との会話や、一息つきたい時にぴったりのスタイルです。
特徴
リラックス: テーブル席に座って、時間を気にせずゆっくりと過ごせます。
料金が高め: サービス料や席代が含まれるため、立ち飲みよりも料金が高くなります。観光地や景色が良い場所では、特に料金が上がる傾向にあります。
楽しみ方のコツ
先に席を探す: お店に入ったら、まず空いているテーブル席を見つけて座ります。
店員を待つ: 店員さんがオーダーを取りに来てくれるのを待ちましょう。
お会計はテーブルで: 飲み終わった後、店員さんにお会計をお願いして、テーブルで支払います。
イタリアのカフェをもっと楽しむ!注文のポイント
カフェラテは朝だけ: イタリアで「ラテ」を頼むと牛乳だけが出てくることも。朝以外にカフェラテを飲む習慣はあまりありません。午後は、エスプレッソやカプチーノを楽しみましょう。
「エスプレッソ」は頼まない: 「カフェ」とだけ言えば、エスプレッソが出てきます。わざわざ「エスプレッソ」と伝える必要はありません。
「カプチーノ」は食後には飲まない: イタリアでは、カプチーノは主に朝食と一緒に飲むもので、食後には基本的に飲みません。食後には消化を助けるエスプレッソが一般的です。
まとめ
イタリアのカフェ文化は、「スピーディーで経済的な立ち飲み」と「ゆったりとくつろぐ座り飲み」という、2つの異なるスタイルを持っています。
どちらのスタイルも、イタリア人の暮らしに深く根付いています。それぞれの文化を理解し、その時の気分に合わせて使い分けることで、本場のカフェを何倍も楽しむことができますよ。