地元の人になりきって楽しむ!イタリアの市場巡りガイド


Buongiorno!(ボンジョルノ!)

イタリア旅行の楽しみといえば、美味しい食事ですよね。本場の食材を味わうなら、ぜひ訪れたいのが「市場」です。色とりどりの新鮮な野菜や果物、チーズや生ハムなどが所狭しと並ぶ光景は、見ているだけでもワクワクします。

ここでは、イタリアの市場の種類や巡り方のコツ、知っておくと便利な豆知識をご紹介します。この記事を読めば、あなたも地元の人になりきって、市場でのショッピングを存分に楽しめますよ!


1. イタリアの市場の種類と特徴

イタリアには、さまざまなタイプの市場があります。旅のスタイルに合わせて選んでみましょう。

メルカート(Mercato):日常の台所

私たちがイメージする「市場」の代表格がこのメルカートです。イタリア語で「市場」を意味し、多くは毎朝決まった場所で開かれます。地元の人が日々の食材を買いに来る、まさに生活の中心地です。

  • 特徴: 新鮮な旬の野菜や果物、魚介類、肉、チーズ、オリーブオイルなどが手に入ります。活気あふれる雰囲気で、お店の人とのやりとりも楽しめます。

  • おすすめの楽しみ方: 食べ歩きできる惣菜や、量り売りのチーズなどを少しずつ試してみるのがおすすめです。

メルカート・ディ・アントゥクァリアート(Mercato di Antiquariato):掘り出し物を見つける宝探し

これは「骨董市」のことで、古着やアンティークの雑貨、家具などが並びます。週末や月に一度だけ開催されることが多いです。

  • 特徴: 時代を感じるアイテムや、ユニークなお土産が見つかります。

  • おすすめの楽しみ方: 掘り出し物を見つける宝探し気分で、時間をかけてゆっくりと見て回りましょう。値段交渉(ネゴツィアーレ)ができるのも面白いところです。


2. 市場巡りのコツとマナー

せっかく市場に行くなら、より楽しく、スムーズに買い物をしたいですよね。

午前中に行くのが鉄則

イタリアの市場は、基本的に午前中から昼過ぎには閉まってしまいます。新鮮な食材を手に入れるためにも、できるだけ早い時間に行くのがおすすめです。活気もあって、市場の雰囲気を一番楽しめます。

地元の人を観察しよう

お店の人とのやりとりや、ジェスチャーを真似してみるのも楽しいですよ。イタリア語が話せなくても、指差しや笑顔でコミュニケーションを取れば、きっと気持ちが通じます。

価格交渉に挑戦してみよう

お店によっては、価格交渉ができる場合があります。特に衣料品や雑貨の市場では試してみる価値ありです。

  • 挑戦の仕方:

    • まずは商品に興味があることを伝え、「Quanto costa?(いくらですか?)」と聞いてみましょう。

    • もし値段が高いと感じたら、「Un po' di sconto?(少し安くなりませんか?)」と尋ねてみてください。

    • 無理強いはせず、交渉が成立しなくても笑顔で「Grazie!(ありがとう!)」と伝えるのが大切です。

試食(Assaggio)は積極的に!

チーズやハム、パンなど、お店の人が試食を勧めてくれることがあります。遠慮せずに「Grazie!」と言って味わってみましょう。気に入ったら、量り売りで少しだけ購入するのも良いですね。


3. 市場で手に入れたいおすすめ食材

市場には、スーパーではなかなか見られないような、美味しい食材がたくさんあります。

  • チーズ: ペコリーノ、モッツァレラ、パルミジャーノ・レッジャーノなど、本場のフレッシュなものが手に入ります。

  • 生ハム(プロシュット)やサラミ: 試食して好みの味を見つけたら、その場でスライスしてもらえます。

  • ドライフルーツやナッツ: パッケージされていない、量り売りのものがたくさんあります。

  • オリーブオイル: 地方ごとに特徴があるので、お土産にもぴったりです。

  • パン: イタリアのパンは、そのままでも、チーズや生ハムを挟んでも絶品です。


4. まとめ:市場はイタリアの文化に触れる場所

イタリアの市場は、単に食材を買い求める場所ではありません。そこには、地元の人々の暮らしや食文化が息づいています。

「Buon giorno!(こんにちは!)」と挨拶を交わし、お店の人とのやりとりを楽しみながら、お気に入りの食材を見つけてみてください。市場での体験は、きっとあなたのイタリア旅行をより一層思い出深いものにしてくれるでしょう。

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