イタリア旅行で気を付けたい!スリと詐欺から身を守るための対策ガイド


憧れのイタリア旅行、でもちょっと不安…

「ローマの休日」のような素敵な旅を夢見て、イタリアへの旅行を計画している方も多いのではないでしょうか。しかし、イタリアと聞いて少し心配になるのが**「治安」の問題ですよね。特に観光客を狙ったスリ詐欺**は、多くの旅行者を悩ませています。

でも、安心してください!事前にしっかりと対策を知っておけば、被害に遭うリスクをぐっと減らすことができます。このガイドを読んで、安全で心から楽しめるイタリア旅行を実現させましょう。


スリから身を守るための3つの鉄則

イタリアでは、人混みや観光地でスリに遭遇することがあります。彼らは非常に手口が巧妙なので、少しの油断が命取りになります。

1. 貴重品は「隠して、分散」が基本

  • 人目のつかない場所にしまう: 財布やスマートフォンは、ズボンの後ろポケットや、すぐに手が届くカバンの外ポケットには絶対に入れないようにしましょう。

  • 貴重品は分散して持つ: 全てのお金を一つの財布にまとめず、いくつかの場所に分けて持ち歩くのが賢い方法です。例えば、現金の一部はホテルに預け、残りを服の内ポケットや、首から下げるタイプのセキュリティポーチに入れておくのがおすすめです。

2. カバンは「前に抱えて、目を離さない」

  • リュックサックはNG?: リュックサックは便利ですが、背中側は無防備になりがちです。人混みの中では、体の前に抱えるようにしましょう。

  • カフェやレストランでも油断しない: 椅子にカバンを置いたままにしたり、背もたれにかけたりするのはとても危険です。常に膝の上に置くか、足元に挟んでおくなど、肌身離さず持ち歩きましょう。

3. 周囲への「意識を高く持つ」

  • 無防備なスマートフォン: 地図アプリを見ながら歩いている時や、写真を撮ることに夢中になっている時は、周囲への注意が散漫になります。人通りの多い場所では、時々顔を上げて周りを見渡す習慣をつけましょう。

  • 「わざと」ぶつかってくる: スリは、わざと体をぶつけてきたり、服に何かをこぼしたりして、あなたの注意をそらすことがあります。そんな時は、持ち物をしっかりと押さえ、慌てずにその場を離れることが重要です。


観光客を狙う「詐欺」とその対策

スリの手口とは違い、詐欺は言葉巧みに観光客を騙そうとします。

1. ミサンガ(ブレスレット)詐欺

  • 手口: 突然、腕にミサンガを無理やり巻き付け、「プレゼントだよ」と言いながら、法外な金額を要求してくる詐欺です。

  • 対策: 近寄ってきても無視して立ち去るのが一番です。腕を掴まれたら、はっきりと「NO!」と伝えましょう。

2. サイン詐欺

  • 手口: 路上で「耳が不自由な人です」と書かれたボードを掲げ、募金やサインを求めてくる詐欺です。サインをすると、後から高額な金銭を要求してくることがあります。

  • 対策: どんなに同情を誘う状況でも、その場でサインや金銭のやり取りは絶対にしないようにしましょう。

3. ニセ警官詐欺

  • 手口: 親切を装った人物が近づいてきて、「ニセ警官に注意するように」と声をかけ、直後にニセ警官が現れ、身分証明書や所持品の提示を求めてくる詐欺です。彼らは隙を見て貴重品を盗もうとします。

  • 対策: **本物の警官は、路上でいきなり身分証明書や所持品をチェックすることはありません。**もし声をかけられたら、相手の身分証明書の提示を求め、不審に感じたら「警察署に行きましょう」と伝えましょう。


旅の終わりを最高の思い出に!

スリや詐欺の手口を知っておくことは、自分自身の身を守るだけでなく、安心してイタリアの美しい景色や文化を楽しむことにも繋がります。

もちろん、全ての人が悪い人ではありません。しかし、「自分は大丈夫」と思わずに、常に注意を払うことが最高のセキュリティ対策になります。このガイドを参考に、事前の準備をしっかりして、最高の思い出を作ってくださいね!

このブログの人気の投稿

大学教員公募に人が集まらない理由と、大学が直面する課題

イタリア語とギリシャ語の影響と類似点

イタリア語の冠詞の使い方:定冠詞と不定冠詞の違いを詳しく解説