イタリアの生ハムとサラミを徹底解説!種類と美味しい食べ方


イタリア料理には欠かせない、生ハムサラミ。どちらも豚肉から作られていますが、実は製法や味わいが全く異なります。

今回は、それぞれの代表的な種類と、家庭でも簡単に試せる美味しい食べ方をご紹介します。本場の味を楽しみながら、ワインやビールとのペアリングも試してみませんか?

1. イタリアの生ハム(プロシュット)

イタリア語で「プロシュット」と呼ばれる生ハムは、豚肉の塊を塩漬けにし、長期間熟成させて作ります。加熱せずにそのまま食べるのが特徴です。

代表的な種類

  • プロシュット・ディ・パルマ(Prosciutto di Parma)

    「生ハムの王様」とも呼ばれる、最も有名な生ハムです。イタリア北部のパルマ地方で生産され、最低12ヶ月以上熟成されます。塩分が控えめで、まろやかな風味が特徴です。

  • プロシュット・ディ・サン・ダニエーレ(Prosciutto di San Daniele)

    イタリア北東部のサン・ダニエーレ・デル・フリウーリ地方で生産される生ハムです。パルマ産に比べて脂身が少なく、繊細な味わいが楽しめます。

おすすめの食べ方

  • メロンやイチジクと一緒に

    生ハムの塩気と、フルーツの甘みが絶妙なハーモニーを生み出します。定番ですが、相性は抜群です。

  • グリッシーニに巻いて

    細長いクラッカー、グリッシーニに生ハムを巻くだけで、おしゃれな前菜になります。

  • ピザやパスタのトッピングに

    焼きたてのピザや、冷製パスタに生ハムをのせると、香り豊かな風味が加わります。


2. イタリアのサラミ(サラーメ)

サラミは、豚肉を挽肉にして塩や香辛料を加え、腸詰めにして乾燥・発酵させたものです。生ハムと異なり、様々な部位や香辛料が使われるため、種類が豊富です。

代表的な種類

  • サラミ・フィノッキオーナ(Salame Finocchiona)

    フェンネルシード(ウイキョウの種子)が入った、独特の香りが特徴的なサラミです。

  • サラミ・ミラノ(Salame Milano)

    細かく挽いた豚肉を使い、スライスすると美しいピンク色をしています。クセが少なく、日本人にも馴染みやすい味わいです。

  • コッパ(Coppa)

    豚の肩肉を塩漬けにして熟成させた、生ハムとサラミの中間のような存在です。赤身と脂身のバランスが良く、濃厚な旨味が楽しめます。

おすすめの食べ方

  • そのまま薄切りにして

    サラミは、そのまま薄くスライスして食べるのが基本です。チーズやオリーブと一緒に盛り合わせると、ワインがすすみます。

  • サンドイッチの具材に

    パンにサラミとチーズ、野菜を挟むだけで、風味豊かなサンドイッチが完成します。

  • 野菜のソテーに

    軽くソテーした野菜に、細かく切ったサラミを加えると、良いアクセントになります。


まとめ

生ハムは、シンプルでまろやかな風味を活かした食べ方がおすすめ。

サラミは、独特の香辛料や肉の旨味を味わうのが醍醐味です。

どちらも、イタリアの食文化には欠かせない大切な存在です。ぜひ、それぞれの違いを楽しみながら、食卓を豊かにしてみてくださいね。

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