イタリア語の接続詞リスト:A〜Zで覚える便利な文法ガイド
イタリア語を学ぶ上で「接続詞(congiunzioni)」は欠かせない要素です。文章を自然につなげ、論理的で豊かな表現に導いてくれる大切な文法パーツ。この記事では、初心者から上級者まで役立つイタリア語の接続詞リストをA〜Z順にまとめ、それぞれの意味と使い方を分かりやすく解説します。
🌿 接続詞とは?
接続詞とは、文と文、または単語と単語を結ぶ役割を持つ言葉のことです。
日本語で言う「そして」「しかし」「なぜなら」「〜するとき」のように、会話や文章をスムーズにする重要な働きをします。
イタリア語の接続詞には、大きく分けて以下の3種類があります。
-
等位接続詞(congiunzioni coordinative):同じレベルの語や節を結ぶ(例:e=そして、ma=しかし)
-
従属接続詞(congiunzioni subordinative):主節に従う節を導く(例:perché=なぜなら、se=もし〜なら)
-
複合接続詞(locuzioni congiuntive):2語以上で構成されるもの(例:nonostante che=〜にもかかわらず)
🔤 A〜Z イタリア語接続詞リスト
A
-
anche:〜もまた
例:Anch’io voglio andare.(私も行きたい) -
affinché:〜するために(目的)
例:Studio affinché possa superare l’esame.(試験に合格するために勉強しています)
B
-
benché:〜にもかかわらず
例:Benché sia stanco, continua a lavorare.(疲れているのに働き続けている)
C
-
che:〜ということ、〜する人
例:Penso che tu abbia ragione.(あなたが正しいと思う) -
come:〜のように、〜するとき
例:Fallo come ti ho detto.(言ったとおりにやって) -
cosicché:その結果〜
例:Ha studiato molto, cosicché ha superato l’esame.(たくさん勉強して、結果的に試験に合格した)
D
-
dopo che:〜したあとで
例:Dopo che ho mangiato, sono uscito.(食べた後で外出した)
E
-
e:そして、〜と
例:Luca e Maria sono amici.(ルカとマリアは友達です) -
eccetto che:〜を除いて
例:Tutti vengono, eccetto che Marco.(マルコ以外みんな来る)
F
-
finché:〜する間、〜する限り
例:Rimani qui finché non torno.(私が戻るまでここにいて)
G
-
giacché:〜なので、〜だから(=poiché)
例:Giacché piove, restiamo a casa.(雨が降っているので家にいよう)
I
-
insieme a:〜と一緒に
例:Studio insieme a mio fratello.(弟と一緒に勉強する)
M
-
ma:しかし、でも
例:Voglio uscire, ma piove.(出かけたいけど雨だ) -
mentre:〜する間に、〜する一方で
例:Mentre cucinava, ascoltava la musica.(料理をしながら音楽を聴いていた)
N
-
nonostante:〜にもかかわらず
例:Nonostante la pioggia, è uscito.(雨にもかかわらず外出した)
O
-
o / oppure:または、もしくは
例:Vuoi tè o caffè?(紅茶にする?コーヒーにする?)
P
-
perché:なぜなら、〜するために
例:Studio perché voglio imparare.(学びたいから勉強する) -
poiché:〜だから、〜なので
例:Poiché era tardi, siamo tornati a casa.(遅かったので家に帰った)
Q
-
quantunque:たとえ〜でも(フォーマル)
例:Quantunque sia difficile, lo farò.(難しくてもやってみる)
S
-
se:もし〜なら
例:Se piove, non usciamo.(雨が降ったら出かけない) -
siccome:〜なので(文頭でよく使う)
例:Siccome era stanco, si è addormentato subito.(疲れていたので、すぐ寝た)
T
-
tuttavia:それにもかかわらず
例:Ha fallito l’esame, tuttavia non si è arreso.(試験に落ちたが、あきらめなかった)
💡 よく使う日常会話例
-
Non posso venire, perché devo lavorare.(仕事があるから行けない)
-
Era stanco, ma felice.(疲れていたけど幸せだった)
-
Se vuoi, possiamo studiare insieme.(もしよければ一緒に勉強できるよ)
-
Siccome piove, prendiamo l’ombrello.(雨が降っているから傘を持っていこう)
🧭 学習のコツ
-
音読して覚える:接続詞は文章で使って覚えるのが一番。
-
日記や作文で活用:1日1文でも接続詞を使うことで文の流れが自然になります。
-
対義語セットで覚える:「ma(しかし)」⇔「e(そして)」のように反対の意味をペアで学ぶと効果的。
🎯 まとめ
イタリア語の接続詞を使いこなすことで、単なる単語の羅列ではなく「伝わるイタリア語」になります。
日常会話からビジネス、旅行先での会話まで幅広く役立つので、A〜Zの中から少しずつ使える表現を増やしていきましょう。