イタリア語の「重さ」をマスター!日常会話から専門表現まで徹底解説
イタリア旅行で食材を買い求めたり、現地の郵便局で荷物を出したりするとき、避けて通れないのが**「重さ」に関する表現**です。日本語でも「ずっしりしている」「羽のように軽い」と言うように、イタリア語にもニュアンス豊かな言葉がたくさん存在します。
この記事では、イタリア語で重さを表す基本単語から、単位の読み方、さらにはネイティブが日常で使う比喩表現までを詳しく解説します。この記事を読めば、イタリアでのショッピングやビジネスシーンで自信を持って重さについて語れるようになるはずです。
イタリア語で「重さ」は何と言う?基本の語彙
まずは、最も基本となる名詞と形容詞を押さえましょう。
1. 「重さ」を表す名詞:Peso(ペーゾ)
イタリア語で重さは "Peso" と言います。これは物理的な重量だけでなく、「重要性」や「精神的な負担」という意味でも使われる非常に重要な単語です。
Quanto pesa?(クアント・ペーザ?):どのくらいの重さですか?
Perdere peso(ペルデレ・ペーゾ):体重を減らす(ダイエットする)
Prendere peso(プレンデレ・ペーゾ):体重が増える
2. 「重い」と「軽い」:Pesante と Leggero
形容詞もセットで覚えましょう。
Pesante(ペザンテ):重い
Leggero(レッジェーロ):軽い
例えば、「このスーツケースは重い」と言いたい時は "Questa valigia è pesante." となります。イタリア料理でも、バターやクリームたっぷりの料理を「重い(胃にもたれる)」と表現する際に "pesante" が使われます。
イタリアで使われる重量の単位と読み方
イタリアは日本と同じくメートル法を採用しています。しかし、読み方や日常的に使われる特有の単位には注意が必要です。
主要な単位一覧
| 単位 | イタリア語表記 | 読み方 | 備考 |
| g | grammo | グラム | 複数形は grammi |
| kg | chilogrammo | キログラム | 一般的に「chilo(キロ)」と略す |
| hg | etto | エット | イタリア特有! 100gのこと |
| t | tonnellata | トンネラータ | 1トン(1000kg) |
「Etto(エット)」を使いこなそう
イタリアの市場(メルカート)やスーパーの量り売りカウンターで最も頻繁に耳にするのが "Etto" です。
Un etto(ウン・エット)= 100g
Due etti(ドゥエ・エッティ)= 200g
例えば、生ハムを200g欲しいときは「Duecento grammi」と言っても通じますが、「Due etti, per favore.」 と言う方が格段にこなれて聞こえます。
重さを尋ねる・伝える実用フレーズ
実際にイタリアで使える具体的なフレーズを見ていきましょう。
買い物シーンで
Mi dia tre etti di questo formaggio.
(このチーズを300gください。)
È troppo pesante da portare a mano.
(手で持つには重すぎます。)
郵便局や空港で
Qual è il peso massimo consentito?
(許容される最大重量は何キロですか?)
Questo pacco pesa circa cinque chili.
(この小包は約5キロあります。)
感情や状況を表す「重さ」の比喩表現
イタリア語の "Peso" や "Pesante" は、物理的な重さ以外にも多様なニュアンスを持ちます。これを知っていると、表現の幅がぐっと広がります。
1. 精神的な重荷
心が重いときや、責任を感じるときに使います。
Un peso sul cuore(心の上にある重し):悩み事や不安がある状態。
Togliersi un peso dallo stomaco(胃から重しを取り除く):気がかりなことを話し終えて、すっきりするという意味。
2. 性格や話が「重い」
Una persona pesante:話が長かったり、理屈っぽかったり、あるいは付き合いにくい人を指して使います。「あの人、ちょっと重い(しんどい)よね」というニュアンスです。
3. 眠りの深さ
Avere il sonno pesante:直訳すると「重い眠りを持つ」、つまり「熟睡する(なかなか起きない)」という意味です。逆に眠りが浅いことは "Avere il sonno leggero" と言います。
正確な測定と文化の違い
イタリアで重さを測る際、家庭では "Bilancia"(ビランチア) と呼ばれる秤(はかり)を使います。キッチン用も体重計も、どちらも "Bilancia" です。
イタリア人は食に対して非常に厳格ですが、家庭料理のレシピでは「重さ」をきっちり測るよりも、「目安」で料理することも多いです。一方で、パティスリー(菓子作り)の世界では、1g単位の正確さが求められます。
また、イタリアの古い市場などでは、今でも分銅を使った天秤を見かけることがあります。こうした伝統的な風景の中で交わされる「重さ」のやり取りは、イタリア文化の深さを感じさせてくれます。
まとめ:イタリア語の「重さ」を楽しく使おう
イタリア語の「重さ」に関する表現は、単なる数字のやり取り以上に、生活の質や感情を豊かに表現するツールです。
基本は Peso(名詞)、Pesante(重い)、Leggero(軽い)。
買い物では Etto(100g単位)を使いこなす。
日常会話では比喩表現を取り入れてみる。
これらのポイントを意識するだけで、あなたのイタリア語はより自然で、現地の人々に伝わりやすいものになるでしょう。次にイタリアで買い物をする際は、ぜひ「グラム」ではなく「エット」を使って、スマートに注文してみてください。
重さの表現をマスターすることは、イタリアの生活リズムや食文化をより深く理解するための第一歩です。日々の学習の中で、少しずつ「言葉の重み」を体感していきましょう。