イタリア語の月を完全マスター!由来で覚える簡単なコツと日常生活で使える便利フレーズ


「イタリア旅行に向けて、現地の言葉を少しでも覚えたい」「イタリア語の勉強を始めたけれど、月の名前がなかなか頭に入ってこない……」そんな悩みをお持ちではありませんか?

英語に似ているようで、微妙に綴りや発音が異なるイタリア語の「月(i mesi)」。丸暗記しようとすると大変ですが、実はそれぞれの名前には面白い由来や歴史的背景が隠されています。その背景を知ることで、驚くほどスムーズに記憶に定着させることができるんです。

この記事では、イタリア語の1月から12月までの名称はもちろん、ネイティブのような発音のコツ、そして高確率で覚えられる「由来・語源」を詳しく解説します。この記事を読み終える頃には、カレンダーを見るのが楽しくなっているはずですよ!


1. イタリア語の月(1月〜12月)一覧と発音のポイント

まずは基本となる12ヶ月の名称を確認しましょう。イタリア語は「ローマ字読み」に近いので日本人には馴染みやすいですが、アクセントの位置に気をつけるのが上達の近道です。

イタリア語表記カタカナ読み(アクセント)
1月Gennaioジェンナイオ
2月Febbraioフェッブライオ
3月Marzoマルツォ
4月Aprileアプリーレ
5月Maggioマッジォ
6月Giugnoジュンニョ
7月Luglioルッリオ
8月Agostoアゴスト
9月Settembreセッテンブレ
10月Ottobreオットーブレ
11月Novembreノヴェンブレ
12月Dicembreディチェンブレ

発音のコツ:イタリア語らしさを出すために

イタリア語の月の名前で特徴的なのは、**「ダブル子音(nn, bb, ggなど)」**です。

例えば1月の「Gennaio」は「ジェナイオ」ではなく、「ジェン・ナイオ」と少し溜めるように発音すると、一気にネイティブに近い響きになります。また、6月の「Giugno(ジュンニョ)」や7月の「Luglio(ルッリオ)」に含まれる「gn」や「gl」の音はイタリア語特有の鼻に抜けるような音や、舌の脇から抜ける音なので、意識して練習してみましょう。


2. なぜ覚えにくい?「数字のズレ」という落とし穴を解消

イタリア語の月を覚える際、多くの人が「9月以降」で混乱します。

  • Settembre(9月):語源は「7(Sette)」

  • Ottobre(10月):語源は「8(Otto)」

  • Novembre(11月):語源は「9(Nove)」

  • Dicembre(12月):語源は「10(Dieci)」

「なぜ9月なのに数字の7なの?」と疑問に思いますよね。これは古代ローマで使われていた暦(ロムルス暦)が、現在の3月(Marzo)から始まっていたためです。3月を1番目と数えると、9月はちょうど7番目になります。

この**「2ヶ月のズレ」**を知識として持っておくだけで、「オットーブレ(Ottobre)はタコのオクトパスと同じ"8"が語源だから、10月だ!」と連想ゲームのように導き出せるようになります。


3. 各月の由来とストーリー:記憶に焼き付けるエピソード

各月の名前には、ローマ神話の神々や皇帝の名前が深く関わっています。物語として理解することで、単なる記号だった単語が「意味を持つ言葉」に変わります。

【1月】Gennaio(ジェンナイオ)

門の守護神「ヤヌス(Janus)」が由来です。ヤヌスは前と後ろの二つの顔を持つ神様。去りゆく年を見送り、新しい年を迎える「始まりの門」を象徴しています。

【2月】Febbraio(フェッブライオ)

「清め(Februa)」の儀式が行われていた月です。春を迎える前に心身を浄化するという意味が込められています。

【3月】Marzo(マルツォ)

戦いの神「マルス(Mars)」が由来。かつては農作業や戦争が始まる月であり、生命が力強く動き出すエネルギーに満ちた月とされていました。

【4月】Aprile(アプリーレ)

「開く(Aprire)」という言葉が語源と言われています。花の蕾(つぼみ)が開き、春が本格的に到来する様子を表しています。

【5月】Maggio(マッジォ)

豊穣の女神「マイア(Maia)」が由来です。新緑が美しく、大地が恵みをもたらす季節にぴったりの名前ですね。

【6月】Giugno(ジュンニョ)

結婚と女性の守護神「ユノ(Juno/イタリア語ではジュノーネ)」が由来です。「ジューンブライド」の語源でもあり、イタリアでも結婚式に人気の月です。

【7月】Luglio(ルッリオ)&【8月】Agosto(アゴスト)

この2つは神様ではなく、実在した皇帝の名前です。

  • 7月:ユリウス・カエサル(Giulio Cesare)

  • 8月:初代皇帝アウグストゥス(Augusto)

    彼らの権力を象徴するために、暦の中に自分の名前を組み込んだと言われています。


4. イタリア語のカレンダーに関する文法ルール

単語を覚えたら、次は実際に文章の中で使ってみましょう。イタリア語の月を使う際には、いくつか特有のルールがあります。

1. 冠詞はつけないのが基本

「1月に」と言いたい場合、月名の前に前置詞 「a」 または 「in」 を使います。

  • A gennaio(1月に)

  • In agosto(8月に)

    基本的には定冠詞(ilやla)をつけずに表現します。

2. 書き出しは大文字にしない

英語(Januaryなど)と異なり、イタリア語の月名は文頭でない限り、通常は小文字で書き始めます。

  • 〇 Mi piace maggio.(私は5月が好きです)

  • × Mi piace Maggio.

3. 日付の言い方

イタリア語で日付を言うときは「日 + 月」の順番です。

  • 12月25日 = il 25 (venticinque) dicembre

    ※「1日」だけは序数を使って「il primo(イル・プリーモ)」と言いますが、2日以降は普通の数字(2, 3, 4...)を使えばOKです。


5. イタリアの四季と月ごとの楽しみ方

イタリアは日本と同じように四季がはっきりしています。月ごとの現地の雰囲気を感じることで、言葉のリアリティが増します。

  • 春 (Primavera: 3月〜5月): 復活祭(パスクア)があり、各地で華やかな行事が行われます。4月、5月のイタリアは気候も穏やかで、観光に最適な「黄金期」です。

  • 夏 (Estate: 6月〜8月): 8月(Agosto)はイタリア人にとってのバカンス・シーズン。都市部のショップが一斉に休みに入り、皆ビーチへ向かいます。

  • 秋 (Autunno: 9月〜11月): 収穫の秋。ワインの原料となるブドウ(10月頃)や白トリュフ(11月頃)など、美食の楽しみがピークを迎えます。

  • 冬 (Inverno: 12月〜2月): 12月の街中はクリスマスマーケット(メルカティーノ・ディ・ナターレ)で幻想的な雰囲気に包まれます。


6. 実践!すぐに使える日常会話フレーズ

最後に、月に関連する便利なフレーズをご紹介します。これらを口に出して練習することで、月名が自然と身につきます。

  • In che mese siamo?

    (今は何月ですか?)

  • Il mio compleanno è in ottobre.

    (私の誕生日は10月です。)

  • Vado in Italia a luglio.

    (7月にイタリアへ行きます。)

  • Qual è il tuo mese preferito?

    (あなたの好きな月は何月ですか?)


まとめ:文化と一緒に楽しく覚えよう

イタリア語の月を覚えるコツは、単なる暗記ではなく、その背後にある歴史や文化、季節感と結びつけることです。

12個の単語を一度に覚えようとせず、まずは自分の誕生月や、次の旅行の予定がある月から始めてみてください。語源を知った今なら、「Ottobre(10月)は8が由来だったな」と思い出せるはずです。

イタリア語を学ぶことは、イタリアの歴史や考え方に触れることでもあります。月の名前をマスターして、あなたのイタリア語ライフをより豊かに彩りましょう!

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