イタリア人に花を贈る時のマナーとNG例は?お祝いに最適な種類とメッセージ例文集


イタリアの文化において、花を贈るという行為は日常的なコミュニケーションの一つであり、愛情や感謝、敬意を表す最高の手法です。しかし、情熱の国イタリアには、私たちが知らない特有の「花のルール」や「色のジンクス」が存在します。

せっかくの贈り物で相手を困惑させないために、この記事ではイタリアで花を贈る際の絶対的なマナー、避けるべきNG例、そして心に響くイタリア語のメッセージ例文を詳しく解説します。


1. イタリアで花を贈る際の基本マナー:数は「奇数」が鉄則

イタリアで花束(Mazzo di fiori)を贈る際、最も重要で基本的なルールは**「本数を奇数(Dispari)にする」**ことです。

これは古くからの迷信に基づいたもので、偶数は「割り切れる=別れ」を連想させたり、葬儀の際に使われることが多いため、お祝い事には不向きとされています。

  • 1本、3本、5本、7本…:お祝いや愛の告白に最適です。

  • 例外(12本):1ダース(Dozzina)は「完璧な愛」や「誠実さ」を意味し、結婚申し込みや特別な記念日には偶数でも非常に喜ばれます。

  • 避けるべき数字(13本):イタリアでは13は不吉な数字とされることがあるため、花の本数でも避けるのが無難です。


2. 絶対に避けたい!イタリアでの花のNG例と色・種類のタブー

良かれと思って選んだ花が、イタリア人にとっては「縁起が悪い」と受け取られてしまうことがあります。以下の3点は必ずチェックしておきましょう。

① 菊(Crisantemo)はお祝いにはNG

日本では高貴なイメージもある菊ですが、イタリア(および多くのヨーロッパ諸国)では**「死者のための花」**です。11月1日の諸聖人の日に墓前に供える花という認識が非常に強いため、誕生日や結婚祝い、お見舞いなどに持っていくと大きな誤解を招きます。

② 黄色のバラ(Rosa gialla)の意味

黄色は太陽のように明るい色ですが、バラに限っては注意が必要です。イタリア語の花言葉で黄色のバラは**「嫉妬(Gelosia)」や「不貞(Infedeltà)」**を象徴します。パートナーへの贈り物としては避けるのが賢明です。ただし、友人同士で「友情の証」として贈る場合は問題ありません。

③ 赤いカーネーション(Garofano rosso)

カーネーション自体は美しい花ですが、歴史的な背景から政治的なメッセージ(特に左派のシンボル)として捉えられることがあります。相手の背景がわからない場合は、他の花を選ぶのがスムーズです。


3. シーン別!イタリア人に喜ばれるお祝いの花と種類

イタリアの習慣に合わせ、シーンごとに最適な花を選びましょう。

結婚祝い・婚約祝い

  • 白い花(Fiori bianchi):純潔と誠実を象徴します。ユリ(Giglio)やオレンジの花、白いバラなどが定番です。

  • 蘭(Orchidea):エレガントで洗練された印象を与え、末永い幸せを祈る気持ちが伝わります。

誕生日・パーティーへの招待

  • カラフルなミックスブーケ:明るく陽気なイタリア人には、季節の鮮やかな花を混ぜたブーケが好まれます。

  • ひまわり(Girasole):元気でポジティブなエネルギーを届けたい時に最適です。

3月8日の「国際女性デー」

  • ミモザ(Mimosa):この日は「Festa della Donna(女性の日)」として、男性が日頃の感謝を込めて女性にミモザを贈ります。イタリアの春を象徴する、最も愛されている習慣の一つです。


4. そのまま使える!花に添えるイタリア語メッセージ例文集

花束に素敵なカード(Biglietto)を添えることで、あなたの気持ちはより深く伝わります。

定番のお祝いメッセージ

  • Tanti auguri di buon compleanno!

    (タンティ・アウグーリ・ディ・ブォン・コンプレアンノ!)

    「お誕生日おめでとうございます!」

  • Congratulazioni di cuore.

    (コングラトゥラツィオーニ・ディ・クオーレ)

    「心からお祝い申し上げます。」

  • Per una persona speciale.

    (ペル・ウナ・ペルソーナ・スペチャーレ)

    「特別なあなたへ。」

感謝を伝えるメッセージ

  • Grazie di tutto.

    (グラッツェ・ディ・トゥット)

    「いろいろとありがとうございます。」

  • Un piccolo pensiero per ringraziarti.

    (ウン・ピッコロ・ペンシエーロ・ペル・リングラツィアルティ)

    「感謝のしるしに、ささやかな贈り物です。」

愛を伝えるメッセージ

  • Ti amo con tutto il cuore.

    (ティ・アーモ・コン・トゥット・イル・クオーレ)

    「心から君を愛している。」

  • Sei bella come questo fiore.

    (セイ・ベッラ・コメ・クエスト・フィオーレ)

    「君はこの花のように美しい。」


5. まとめ:イタリア流「花の贈り方」で心の距離を縮める

イタリアで花を贈ることは、単なる形式ではなく「人生を彩る喜び」を共有することです。

  1. 本数は奇数(または12本)にする。

  2. 菊や黄色のバラの扱いに注意する。

  3. ポジティブなメッセージを添える。

この3つのポイントを押さえるだけで、あなたのギフトはより洗練された、心のこもったものになります。イタリアの豊かな花文化を尊重し、美しい Fiore(フィオーレ) を通じて素晴らしい時間を共有してください。


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